2025.09.12 オフィスでのパーテーション設置と消防法の関係とは？

徳島県徳島市に本社を置き、徳島県でのオフィスづくりのサポートをしている徳島オフィスづくり.comです。徳島オフィスづくり.comでは、オフィスの環境作り、オフィスメンテナンス工事、オフィス内装工事、オフィス移転など、あらゆるオフィスづくりに対応しております。

オフィスの間仕切りやレイアウト変更を検討するときに、意外と見落とされがちなのが「消防法」との関係です。特にパーテーションを新たに設置したり、既存のものを移動する場合、消防設備に影響を及ぼすことがあり、結果的に消防署から是正指導を受けてしまうこともあります。

今回は、パーテーション設置工事と消防法の関係について、施工業者の立場から解説します。

パーテーション工事は消防法と深く関係する

「ただ仕切りを設けるだけだから問題ない」と思われがちですが、パーテーションの工事は消防法の規制を受けることが少なくありません。特に以下のような設備に影響を与える場合、違反と判断される可能性があります。

• 煙感知器などの自動火災報知設備
• 誘導灯
• スプリンクラー
• 消火器・消火栓の視認性や避難通路の確保

つまり、レイアウトの自由度と同時に、安全性や法令遵守も求められる場合があります。

消防法と関わる理由

では、なぜパーテーション設置が消防法と密接に関わるのでしょうか。大きく分けて次の2つの理由があります。

1. 感知器の機能に影響する可能性
   煙感知器は空間全体の煙を検知するように設計されています。天井まで届く間仕切りを作ると、仕切られた空間では感知が不十分となり、火災を見逃してしまう危険があります。
2. 避難経路や誘導灯が妨げられる可能性
   非常時に避難を導く誘導灯がパーテーションで遮られたり、通路幅が狭くなると、消防法違反となるケースがあります。

実際にあったトラブル事例

ある企業様では、別の施工業者に事前相談せずにパーテーション工事を実施した結果、消防署から「感知器の死角」「避難経路の不足」「スプリンクラーの機能不全」を指摘されました。
その後、感知器の追加や誘導灯の移設、パーテーションの位置変更が必要となり、当初予定していた予算を大幅に超える出費につながってしまいました。

トラブルを避けるための対策

このような問題を防ぐには、以下のような対応が効果的です。

• 事前にビル管理会社や消防署に確認する
  消防設備の配置や必要な届出を確認し、計画段階から共有しておくことが重要です。
• 消防法対応の経験がある施工業者を選ぶ
  消防法の知識や行政対応の実績がある業者を選ぶことで、後々の修正リスクを減らせます。
• 天井を塞がないパーテーションを検討する
  天井まで仕切らない仕様を選択することで、規制の対象外となる場合があります。

まとめ：安全性と法令順守を両立した施工を

パーテーション設置は、見た目やレイアウトの工事であると同時に、消防法の規制を受ける安全に直結する工事でもあります。特にオフィスビルでは消防設備との調整が不可欠です。

徳島オフィスづくり.comでは、消防設備の確認やビル管理会社・消防署との調整も含めたトータルな対応が可能です。パーテーション工事をご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

徳島オフィスづくり.comについて

徳島オフィスづくり.comは、徳島県徳島市で1890年に創業し、60年以上オフィスづくりのお手伝いをしており、オフィス内装工事、オフィスレイアウト設計、オフィス移転、パーテーション工事、OAフロア工事など、オフィスづくりに一括対応しています。
今回のようなパーテーション工事にもオフィスに関するさまざまな課題を解決するため、企画から施工まで一貫してサポートいたします。オフィスに関することで何かお悩みのある方はお気軽にご相談ください。

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