2025.05.23 オフィスの食堂リニューアルで得られる効果と投資対効果を最大化するポイント

オフィスのリニューアルや新築にあたって、食堂の機能や役割を見直したいというご相談が増えています。お客様からは、以下のような声をいただいています。

• 業務と休憩の切り替えがしやすい食堂にしたい
• 社員同士の自然なコミュニケーションが生まれる食堂にしたい
• カジュアルな会議やミーティングにも対応できる食堂にしたい
• ランチタイム以外の時間帯にも活用できる食堂にしたい

食堂の活用方法や目的は、企業ごとに多様です。一方で、食堂を設置している企業からは「食堂はあるが利用者が少ない、もっと活用したい」と言った声をよく聞きます。今回は、オフィスにおける食堂の役割をあらためて捉え直し、新築やリニューアルによって得られるメリットと、投資対効果を高めるためのポイントについてご紹介いたします。

食堂を充実させることのメリット

① 生産性の向上につながる
社員がリラックスできる食堂を整備することで、気分を切り替えた状態で業務に取り組むことができます。このような空間は、社員の集中力を高め、生産性の向上にもつながります。

② 社内コミュニケーションの活性化につながる
カジュアルな雰囲気の食堂は、食事をしながら自然と会話が生まれやすい環境となります。社員が集まりやすい場として、部署やフロアを越えた交流が生まれることで、社内調整がしやすくなったり、新しいアイデアが出やすくなったりすることが期待されます。

③ 企業ブランディングや採用力の強化につながる
ある調査では、就職活動中の学生の約8割がオフィス環境を重視しているという結果が出ています。採用面接の際に、開放的で清潔感のある食堂を見せることが、企業の魅力として伝わることがあります。また、来客との打ち合わせに食堂を使用することで、外部の方に良い印象を与えることができ、企業ブランディングにもつながります。

食堂リニューアルで投資対効果を高めるためのポイント

① 多用途に対応できる家具選定とレイアウト
食堂を昼食時のみ使用する場合、スペースの活用効率が低くなり、投資対効果が十分に得られません。可動式のテーブルやモニター、ホワイトボードなどを設置することで、会議やミーティングにも対応できるようになります。こうした工夫により、時間帯や目的に応じた柔軟な使い方が可能になります。

② 快適な食堂を実現するルールづくり
食堂の利用目的は社員によって異なるため、全員が快適に使えるようなルールを設けることが重要です。たとえば、「11時から13時までは食事専用」「2時間以上の連続利用は禁止」など、明確なルールを設定することで、業務の合間でも利用しやすい環境を整えることができます。

③ 執務室との違いを明確にし、空間の境界をつくる
食事や休憩の際に、近くで業務を行っている同僚がいると、気を使って食事や会話をしにくいという声があります。そのような理由で食堂の利用が進まなかった例も見られます。以下のような工夫により、業務との切り替えがしやすくなります。

・食堂と執務スペースの距離を取る（フロアを分けるなど）
・内装や家具、照明の雰囲気を執務エリアと変える
・間仕切りを設けて執務エリアから食堂内が見えないようにする
・冷蔵庫やコーヒーマシン、雑誌などを設置する

このような取り組みによって、同僚の目を気にせず、安心してリラックスできる空間を実現できます。

以上が、オフィスの食堂を充実させることで得られる主なメリットと、リニューアル時に押さえておきたいポイントです。食堂のリニューアルはコミュニケーションの促進や来客への印象向上など、さまざまな効果が期待されます。リニューアルや新設をご検討されている場合は、これまでの事例をもとに、具体的なご提案をさせていただきます。

徳島オフィスづくり.comについて

徳島オフィスづくり.comは、徳島県徳島市で1890年に創業し、60年以上オフィスづくりのお手伝いをしており、オフィス内装工事、オフィスレイアウト設計、オフィス移転、 パーテーション工事、OAフロア工事など、オフィスづくりに一括対応しています。
オフィスや食堂のリニューアルをご検討の場合はお気軽にご相談ください。

徳島オフィスづくり.comのオフィスレイアウト設計についてはこちら
お問い合わせはコチラ